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イギリスの伝統!クリームティーとは?スコーンと一緒に楽しむイギリスの紅茶文化
こんにちは。紅茶専門店ラクシュミーです。
イギリスといえば、その紅茶文化が有名ですね。多くのイギリス人は、最低でも1日に5杯もの紅茶を飲むと言われています。
そして、その中でも特に愛されているのが「クリームティー」です。
クリームティーと聞くと、クリームが浮かんだ紅茶を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、実際には紅茶と一緒にスコーンとクロテッドクリーム、そしていちごジャムをセットにしたものを指します。
今回はそんなクリームティーの歴史や文化、そしてスコーンと紅茶の素晴らしい組み合わせについてご紹介します。
クリームティーの起源
クリームティーの起源は、19世紀に始まったアフタヌーンティーよりも古く、なんと11世紀にまで遡ります。
その始まりは、バイキングによってデヴォンのある修道院が破壊された後、地元民が修復を手伝ったことに起因します。地元民が協力して修道院を建て直す際、修道士たちはその感謝の意を示すために、彼らにクリームとジャムを塗ったパンをふるまったそうです。
これがクリームティーの伝統の元となったと言われています。
クリームティーの楽しみ方
一般的にアメリカなどイギリス国外で食されているスコーンはそのまま食べる系で、スコーン自体に味が付いています。しかし、イギリスではスコーンに味を付けないため、ジャムとクリームを付けて食べます。ジャムはストロベリーが定番ですが、ブルーベリーやラズベリーなどのベリー系のジャムも人気があります。
何よりも大切なのはクリームで、王道は何といってもクロテッドクリームと呼ばれる2000年以上前から存在するイギリス特有の乳製品です。乳脂肪分の高い牛乳を遠心分離機でクリームと無脂肪乳に分け、クリームだけを煮詰めてから一晩かけてゆっくり冷ますと完成する濃厚なクリームです。
美味しく焼けたスコーンは、よく膨らんで、「狼の口」に喩えられる割れ目がパックリとできています。
そこを横半分に割ります。
そしてデボンではまずクリームをたっぷり塗り、その上にイチゴ・ジャムをつけます。
一方、コーンウォール風は、まずはジャムを一面に塗って、その上にスプーンですくったクロテッド・クリームをたっぷりと落とします。
どちらにしても、クリームは「とにかくたっぷり」というのがお約束です。
スコーンと紅茶の素晴らしい組み合わせ
スコーンと紅茶の組み合わせは、まさに絶妙です。スコーンのサクサクとした食感と甘さが、紅茶の渋みと芳醇な香りと相まって、口の中で完璧な調和を生み出します。
クロテッドクリームとジャムの甘さも加わり、贅沢な味わいを楽しむことができます。この素晴らしい組み合わせは、イギリスの伝統としてだけでなく、今や世界中で愛されています。
まとめ
イギリスの伝統的なクリームティーは、スコーンと紅茶の素晴らしい組み合わせを楽しむ贅沢な時間です。紅茶の豊かな風味とスコーンの甘さ、そしてクロテッドクリームとジャムの組み合わせは、心地よいひとときをもたらします。
紅茶専門店ラクシュミーの神戸本店では、土日限定で焼きたてのスコーンを販売しています。
様々な紅茶とのペアリングも楽しんでいただけますので、ぜひこのイギリスの紅茶文化を体験し、美味しいクリームティーを楽しんでみてください。