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紅茶の世界巡り:各国のティーカルチャーを手軽に体験しよう
春は旅に出たくなる季節。花が咲き誇り、暖かな陽気が心地よいこの季節に、新たな発見を求めてお出かけしたくなりますね。特に、ゴールデンウィークも近づき、長い休暇を利用しての小旅行や旅行計画が楽しみになっています。
そんな旅行や新しい体験を求める方におすすめしたいのが、紅茶の世界です。紅茶は世界中にさまざまな種類があり、それぞれの国や地域で異なるティーカルチャーが根付いています。紅茶専門店ラクシュミーでは、世界各国の美味しい茶葉を厳選して販売しています。これを機に、各国のティーカルチャーを気軽に体験してみませんか?
有名な紅茶の産地
紅茶は世界の約20カ国以上で栽培されていると言われています。
中でも紅茶の産地として有名なのは、世界の三大紅茶を生産するインド、スリランカ、中国です。
今回はその3つの産地と代表的な紅茶をご紹介しますので、旅をする気分で読んでいただけると嬉しいです。
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インド
インドは世界最大の紅茶生産国であり、その生産量の大部分はインド北東部に位置する地域で行われています。代表的な産地としては、アッサム、カチャール、ダージリン、そしてドアーズが挙げられます。
これらの地域は、その地域独特の気候や土壌条件が紅茶の栽培に最適であることから、高品質な茶葉が収穫されます。また、南インドのニルギリ地方も、高地に位置しており、年間を通じて香り高い紅茶が生産されています。
しかし、インドの紅茶は国内での需要も非常に大きく、そのほとんどが国内消費に供されています。そのため、輸出される量はそれほど多くありません。日本で入手できるインド産の紅茶は、ごく一部の高級品に限られています。インドの紅茶は、その風味や品質の高さから、世界中で高い評価を受けています。
ダージリン
ダージリンは特有のフルーティーな香りから、「紅茶のシャンパン」とも呼ばれています。
爽快感のある引き締まった渋み、深いコクのある味わいが特徴です。 収穫時期や茶園によって香りや味が変化するので、シーズンや茶園ごとに楽しむことができます。
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スリランカ(セイロン)
セイロン、現在のスリランカ、は世界第3位の紅茶生産国であり、「セイロン」という旧国名は紅茶の代名詞として知られています。セイロン紅茶の主な産地は、気候の影響と季節風によって形成されています。
北東モンスーン(11~2月)と南西モンスーン(5~9月)により、中央の山岳地帯を挟んで南東側のウバ地区と西側のディンブラ、ヌワラエリア地区に分かれています。
北東モンスーンは海から水分を運び、中央山脈の北東斜面に多くの雨を降らせます。一方、南西斜面のディンブラ地区は乾燥した風が吹きます。南西モンスーンの時期には、コロンボから中央山脈南西部の大茶園は雨期となり、生産量が増加します。
セイロン紅茶は、水色、味、香りの3要素のバランスが優れていることが一般的な特徴です。その品質は、気候条件や季節風の影響を受けながらも、豊かな風味と独特の香りを保ち続けています。
ウバ
ウバは、青々しい渋みと強い味わいが特徴の紅茶です。その独特な風味から、多くの人々に愛されています。
特に、クオリティーシーズンには、メントールの爽やかな香りとフラワリーな甘い香りが顕著に現れます。渋みの中に漂うフラワリーな香りは、興味深い味わいを楽しむことができます。
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中国
インドやスリランカで生産される紅茶が世界的によく知られているため、中国の紅茶はそれに比べてあまり知名度が高くありません。中国には多種多様なお茶が存在しますが、紅茶は中国国内での消費がそれほど多くはありません。
しかし興味深いのは、中国の紅茶が他の種類の中国茶よりも多く輸出されていることです。中国の紅茶は総生産量の50%を占め、世界中で人気を集めています。
中国の紅茶はインド・スリランカの紅茶より苦みのタンニンが少なく、ほのかな甘味が特徴です。
キームン
キームンは、ダージリンやウバとともに、三大銘茶の一つとされ、高貴な味わいが特徴です。
その独特な香りは、蜜に蘭の花の香りを連想させ、甘みを持つ柔らかなコク味と深い真紅色が楽しめます。一度飲んだらやみつきになる人も少なくありません。
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まとめ
飲み比べる楽しみも紅茶の魅力の一つ。比べてみると同じ紅茶でも、産地や製法によって味わいが異なることがよくわかると思います。
また、紅茶に合わせてさまざまなスイーツやお菓子を楽しむことでその世界は無限大に広がります。
ラクシュミーなら世界中の美味しい茶葉をティーバッグで手軽に購入できますので、ぜひお気に入りの一杯を見つけてください。お店でのお買い物やオンラインショップからのご購入も可能ですので、お好みの方法でお楽しみください。
新たなティーカルチャーの世界が、あなたを待っています!