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紅茶の道具のStory〜テイスティングカップ編〜
紅茶専門店がお届けする、道具にまつわるストーリー。今日はテイスティングカップのお話を。日頃、紅茶を愛する方々でも、なかなか目にする機会はない器だと思います。
紅茶原産国のティーオークション会場ではこのカップがずらりと並び、各生産者のその年の紅茶の飲み比べをして、出来を確かめます。実際にどのように使うのでしょうか?
倒して注ぎ出す不思議な形?
マグカップのようにみえるのがポットです。茶葉を入れてお湯を注いだら蓋をして通常の蒸らし時間待ちます。その後、ポットを傾けてカップに挟み、紅茶を抽出します。ポットを外して、下のカップに紅茶を各自スプーンですくいテイスティングをします。ポットの中に残った茶葉は裏返した蓋の上にのせて、リーフの状態も見て評価をします。
Lakshimi(ラクシュミー)の紅茶教室でも、テイスティングのレッスンを行っています。産地や茶園ごとの味の違いは実際に飲み比べて舌で覚えていく必要があるからです。8種類ほどテイスティングカップを並べて同時に飲み比べると、それぞれの個性が明確に分かります。テイスティング専用のカップも神戸本店で販売しており、生徒さんがご自宅用に購入されているんですよ。
紅茶教室の「体験レッスン:ゴールデンルール」を受講された方は、「初級:ベーシックコース」の受講に進めます。2022年8月のベーシックコースでは全ての回で、テイスティングの授業を実施していますので、体験してみたい方は、お申し込みください!