紅茶の茶葉が並べられている

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極上はちみつ紅茶のはちみつ開発秘話 その1

極上はちみつ紅茶のはちみつは、
スペイン産の百花蜜を使っています。

多くの方々になぜスペイン産のはちみつにこだわるのか?
スペイン産は何が違うのか?というご質問をいただくのですが、

それには極上はちみつ紅茶を語る上で欠かせない、
開発ストーリーがあります。

なぜ極上はちみつ紅茶のはちみつが、
国産ではなくスペイン産なのか?

美味しいはちみつに出会うまでと、
そしてその美味しさの秘密についてお伝えしていきたいと思います。

はちみつ紅茶を作るきっかけ

Lashimi(ラクシュミー)の代表である戸田容幸は、
もともと喉が弱く、しょっちゅう風邪をひいては、
喉を痛め、熱を出して寝込んでしまう体質でした。

紅茶好きの父親の影響もあり、紅茶が大好きだった戸田は
健康のために紅茶にはちみつを入れて飲む習慣がありました。

ある日、「これをティーバッグにして手軽に飲めるようにしたら
もっと良いんじゃ無いだろうか?」

ベタベタする液体のはちみつではなく、
パウダー状にしたはちみつを紅茶の茶葉に混ぜ、
簡単に楽しむことができるティーバッグ。

美味しくて手軽で、洗い物も楽。
そんな夢の商品ができたらいろんな人に喜んでもらえるんじゃないか?

そう考え、ティーバッグに入った
はちみつ紅茶を開発することを決心しました。

はちみつに囲まれて過ごす試行錯誤の日々。

そこで始まったのが、理想のはちみつ探しでした。

最初はもちろん、日本のはちみつで作ろうと考え、
全国の様々なはちみつを取り寄せ、味見をしてみて
それを乾燥させてパウダー状にするというテストを
何度も何度も行いました。

恐らく、当時手に入れられるはちみつは片っ端から
全て試しました。

家中がはちみつだらけになるほど全国からはちみつを取り寄せ、
味見とテストを繰り返しましたが、
なかなかう思うようにはいきませんでした。

日本製だからダメなんじゃなかと思い
ハンガリー、アルゼンチンなど海外からも取り寄せたりもしました。

気がつけば、述べ1200個以上のはちみつを試し続けました。

目に付くはちみつはほどんど全部。

養蜂場をやっている知り合いに手伝ってもらったり、
様々な文献を読んだりしてはちみつについて勉強ながら、
毎日毎日、はちみつを食べ続ける日々を送りました。

うまくいかないことの連続

開発の中でも、最も頭を悩ませたのが、
美味しいはちみつをパウダー状にすることの難しさです。

様々なはちみつを試したのですが、液体で美味しいはちみつほど、
パウダーにするとなぜか美味しさが失われてしまうという
不思議な傾向がありました。

それどころか、飲めないほどの
嫌な臭みが出てしまうこともあります。

パウダー状にした瞬間はサラサラになるのですが、
保存に耐えられずすぐに味がおかしくなってしまったり
香りが失われてしまったりもしました。

何が原因でそうなるのかもわからず、
一つ一つ実験しながら試行錯誤を繰り返すしかありませんでした。

さらに、はちみつはベタつくので、機械のパイプを通すことができず、
日本の工場にも断られました。

開発は思うように進まず、
気がつけば理想のはちみつを探し始めてから
2年の歳月が流れていました。

(続く)